お待たせ致しました。
春にお受けしましたワンピースセットが出来上がりました。
何時も無地のダークなカラーしか着られないお客様が
初めて柄物に挑戦をされます。
このヴィンテージ着物はポマル布からお選び頂きました。レトロな草木染めは総柄ですが、
落ち着いた染め色でとてもお似合いになりました。
今までの経験から、ご自分で目が慣れない違和感を心配致しまして、
ボレロ淵を無地布に~と2ヶ月ほどパタンナーさんと相談しながら
探しに探したのですが、このヴィンテージ地色の紫がかかったグレイに合う布は
とても難しく、かえって風合いを損なう恐れもある事で断念を致しました。
最近、ユウチューブの検索等で着物リメイクを見ては他の作家さんのお仕事を拝見しますと
皆さま、淵の飾り等も着物以外の布をつかったりして工夫をされています。
ただ、舞台衣装に使う物では無く、日常の大切な日に上品に長くお召し頂くには
すっきりとした品格が必要だと思います。
淵をパイピングでボルドーカラーも合いますが、明るい色はお召しにならない事で
ボレロ無地紗のブルーをお求め頂きました事で、ブルーの淵も断念致しました。
お約束が叶わなかった事をお詫びいたします。
それにしても、何度観てもヴィンテージ染めに魅了されます。
全ての出会いに感謝致します。
有難うございました。
ギャラリーポマル
水谷 貞女
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